外壁も屋根も塗装は「下塗り、中塗り、上塗り」の3度塗りが基本になっています。
1回目の塗装が下塗り、2回目の塗装が中塗り、3回目の塗装が上塗りとなります。
耐久性を上げるために4回塗りや5回塗りする場合もありますが、最低3回と覚えておきましょう。
下塗り
高圧洗浄や下地処理が終われば、塗装作業に入ります。
塗装工程の中でも、下塗りは非常に重要な工程になります。下塗りをおろそかにしてしまうと、下地と塗料との間にはく離(はがれ)が生じてしまい、劣化の原因になってしまいます。その他にも、下塗りは外壁の凹凸を滑らかにする役割もありますので、下塗りをきれいに仕上げなければなりません。
下塗材は、上塗材の密着力を上げたり、壁を保護する役割を果たしています。
下塗りの色は、透明や白やクリーム色などの目立たない色になっています。
サイディング外壁の場合は、太陽熱などにより膨れる可能性があるので、ボードの奥まで浸み込んでいく浸透型の下地強化剤を使います。
モルタル壁などの場合は、細かなひび割れを埋めたり、上塗り用の塗料の吸い込みを防いで仕上がりを良くしてくれる厚膜の下地強化剤を使います。
下塗りは、とても時間のかかる作業ですが外壁にあった塗料を選び、丁寧に作業することで塗装自体を長持ちさせることができます。
中塗り
中塗りは、下塗り後の壁面を更に滑らかにし、上塗り塗料の補強をすることが主な役割です。
2回目の塗装は、お客様と打ち合わせして選んだ塗料を塗ります。
中塗り、上塗りは同じ塗料が使われることが多いですが、違う場合もあります。
上塗り
上塗りは塗装の仕上げとして塗りムラをなくし、表面をコーティングして耐久性を高めます。
上塗り塗料(中塗り塗料)は下塗り塗料を塗布した後に塗る仕上げ材の事。トップコートという言い方もします。下塗り塗料には通常色はついておらず(白や透明が多い)、この上塗り(中塗り)塗料で色を出します。
最近では、どこの塗装会社でもカラーシミュレーションをしてもらい、家全体に塗装した場合のイメージを見てから色を決めることが多いと思います。一部の色見本を見せてもらってもイメージがわかないので、カラーシミュレーションしてもらうことをオススメします。
弊社でもカラーシミュレーションができますので、お気軽にご相談下さい。
ここで何度もお話させて頂きますが、塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りをしなければ、きちんと仕上げることはできません。
当社ではお客様に安心して頂けるように、作業工程は写真に収めています。
外壁塗装・屋根塗装の基礎知識 |
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