新築で建てた家も年数を重ねるごとに必ず傷んできます。大切なお住まいを守る為にメンテナンスが必要になりますが、その時期は「いつ」なのかを知ることも重要です。
「我が家はいつぐらいに塗装すればいいの?」とお悩みの方に、具体的な解説をしていきたいと思います。
外壁塗装の目的
外壁塗装する理由は美観を保つこともひとつですが、一番の目的は家を塗装して守ることにあります
外壁は塗膜の劣化により防水性が失われてくると、雨水などにより外壁自体が湿気を吸収して傷んできます。傷みが進むと塗替えではすまなくなり、外壁の張替えなどの大掛かりな工事をする事になる場合もあります。傷む前に塗替えすることがメンテナンス費用を抑える事にもつながります。
例えば、人も常に紫外線にさらされています。肌を守るために日焼け止めクリームを塗ったり、日傘を差したりUV効果のある洋服を着たりと、色々な対策をします。
外壁も同じように、紫外線や雨風から守る対策をしなければなりません。
外壁塗装には、窯業系サイディング・モルタル・コンクリート・ALCなど様々な外壁材があります。ほぼ全ての外壁材の塗替えが必要になります。
サイディング材はシーリング部分に亀裂が入ったり、モルタル壁は、ひび割れやコケの発生がみられます。このように外壁材には、色々な症状がおこってきます。
最近ではサイディング材でも多く使用されている窯業系のボード(外壁材)には防水機能がほとんどなく、保護膜である塗料の性能がなくなってくると雨水の住宅内部への侵入を防ぐことができなくなるなる為、塗替えが必要になります。
外壁塗装時期の目安
新築時の外壁にも塗料が施されています。塗布されている塗料も種類があり耐用年数も様々で、いずれは保護する効果はなくなります。
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気候や立地条件によっても差がありますが、大体築8年~12年の間に塗装の効果がなくなってくることが多いです。
建物の塗替えには、タイミングがあります。外壁塗装が必要かどうか判断するには、プロの診断士に建物も診断をしてもらいことが一番です。
しかしご自身でも簡単にチェックできますので、下の写真を見て当てはまるものがあれば、早めに専門業者に診断を依頼されるのがいいでしょう。
塗膜の剥がれ・浮き 風雨や紫外線の影響で劣化が進んでいます。 |
チョーキング現象 指でこすると白い粉が付く外壁の塗膜が劣化しています。 |
クラック(ひび割れ) 放置しておくと雨水が侵入して雨漏りの原因になることも。 |
塗装には寿命があります。先にもご説明させて頂きましたが、年月をかけて塗装した壁も傷んできます。いかがですか?ご自身の家の外壁に当てはまるものがあったでしょうか?
塗装することにより外壁に「塗膜」という膜ができます。その塗膜の効果が落ちるということは、外壁を守るものがなくなるという事です。
塗替えだけで見た目も美しく建物が丈夫になれば、塗り替え工事はとても経済的で建物にとって負担のかからないリフォームだと思います。
早めのメンテナンスで、ご自身の大切なお住まいを守りましょう。
塗り替えチェックシート
「塗り替えの時期が分からない」という方は以下のチェックシートをご活用ください。
ひとつでも当てはまれば、それは塗り替えのサイン。早期に劣化や傷みを見つけることが塗装費用の節約に繋がります。「まだ大丈夫でしょ」と放置してしまうと、お住いにダメージがおよんでしまうことがあります。
当社では無料点検を実施しておりまのでご活用してください。
外壁塗装・屋根塗装の基礎知識 |
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