前橋市で他県の訪問業者で屋根葺き直し工事を依頼したはずが!前編

前橋市で瓦屋根についてのお問合せ・お見積もり・ご提案から工事までのご紹介です。(前編)
今から一年半前くらいに瓦屋根の葺き直し工事をされたそうですが、どういうわけか漆喰がぽろぽろ落ちてくるという内容のご相談でした。

棟瓦指摘写真(歪み) 漆喰指摘写真
お電話でのお話し中のお客様は、ご不安な様子でしたのですぐに伺い、屋根の調査をしました。
まず屋根に上って一番最初に目に留まったのは

① 葺き直し工事をされたはずなのに棟瓦がゆがんでいること
② 漆喰も新しくしたはずなのに実際は古く見え、ところどころ漆喰が剥がれ落ちている

点検写真をみても、とても工事後には見えません。

棟瓦指摘写真(歪み) 漆喰指摘写真

瓦の葺き直し工事後でしたら、もっと真直ぐに棟瓦も揃っているはずです。
点検写真をすぐにお客様に見ていただき、状況の説明をいたしました。

写真を見ていただくと、大変驚かれているご様子でした。
工事をしたもらった業者さんに直してもらったらどうでしょうか?とご提案しましたが、施工会社はすでになくなっているらしく、やり直ししてもらうことはできないとのことでした。

このまま直さないのは不安ということで、工事の依頼をいただきました。
本来でしたら、施工してもらった業者さんに直してもらうのが一番だと思います。
しかし会社自体がなくなってしまっているので、どうしようもありません。

屋根工事はお客様ご自身で屋根にあがってみることができないので、当社では必ず写真を撮って確認して頂きます。

葺き直し工事とは

屋根葺き直しイラスト

屋根葺き直し工事とは、瓦などの屋根材を一度取り外してから、防水材や野地板を新しいものに交換し、取り外しておいた屋根材を葺き直すことをいいます。

葺き直しができる屋根材は、日本瓦などの寿命の長いものに限ります。
瓦自体が傷んでいる場合は、葺き直しはできないのため、屋根材の葺き替えになります。

棟瓦解体

工事に入りました。
まず既存の瓦を丁寧に外していきます。瓦は新しくするのではなく、既存の瓦を使用するので割らないように気を付けながら作業します。

点検の時におかしいと思った棟瓦を解体をします。
葺き替えしているばすですが、あるはずのない古い土がでてきました。

お客様にお写真を見ていただきながらお話ししたいた時点では、瓦をはがして中を見たわけではなかったので、ハッキリ工事をしてないと断言していませんでした。

解体してみて、工事をしていないことがハッキリわかりました。
写真だけ見ると、はじめて瓦屋根の葺き直し工事で解体をしているように見えます。

棟瓦解体 棟瓦解体

棟瓦とその周りの瓦を撤去し、古い土はきれいに取り除きます。
防水材(ルーフィング)も新しくするので、古いものは撤去します。

この続きはこちらからどうぞ
前橋市で他県の訪問業者で屋根葺き直し工事を依頼したはずが!後編

通常葺き直しをする場合は、既存の瓦を撤去し(既存瓦は後で戻すので大切に保管します)下地の修理と防水材(ルーフィング)交換後に再び外しておいた瓦を戻します。

工事が終わった後であれば、古い土が出てくることはなく、防水材(ルーフィング)も新しくなっているはずです。
しかし解体すると、古い土はそのまま、防水材に関しては見当たりませんでした。
工事をやったような形跡はどこにも見当たりませんでした。

解体後のお写真もみてもらってご説明したのですが、とても落胆されていました。
お休みの日に屋根の点検をさせてほしいと訪問され、点検後にこのままにしておくと地震が来たら大変なことになるといわれたので工事を頼んだのに、お金だけ支払って工事をされていなかったということにショックをうけていらっしゃいました。

焦らないで、ほかの業者さんにも見積もりをとればよかったと後悔されていました。
このような被害が年々増えているように思います。

屋根工事は工事内容にもよりますが、契約金額が高額な事が多いため、工事を依頼する際は信頼できる施工業者なのかを確かめることが非常に重要です。
工事の契約前にきちんと契約内容を確認し、工事の工程の写真提出を依頼することをおすすめします。

屋根のことなら何でもご相談ください。フリーダイヤル0120-44-2729

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