雨漏りのお問合せをいただいてから、補修工事完了までのご紹介です。
ご実家の寝室の天井から水がしたたり落ちて困っているというご相談です。
お母さまがお一人で住まわれていて、説明が上手くできないという事で娘さんからの電話でした。
とても心配されているので、直ぐにお伺いして1階を確認すると、バケツに水がいっぱいになっている状況でした。その後、2階にもあがらせてもらい確認しました。
すると1階に水が垂れていた直ぐ上が掃き出しの窓で、窓の外を確認すると窓下の外壁が浮いているのに気が付きました。外壁材が反ってしまっていて下地が見えている状態です。
お客様には補修が必要になるとのお話をし、その後工事することになりました。
今回の雨漏り補修のご提案は外壁の浮きを直し、外壁と窓の取り合いの隙間をコーキングで埋める事。そして木製の枠からの水の侵入を防ぐために木枠の塗装という内容です。
養生をしてから浮いている外壁材に下穴を空けてビス固定をしました。
木枠も塗膜が劣化しているため、水を吸い込みやすくなっていました。表面を研磨して下地を整え塗装します。
年代によっては、雨戸のレール枠が木製という事は良くあるのですが、こちらも定期的にメンテナンスをしないと腐ってしまいます。
木枠を保護するために塗装しますが、塗装の塗膜は時間の経過で劣化しますので長期間メンテナンスフリーにするには窓枠をかえるしかありません。
工事内容に戻ります。
表面もキレイに削れたので、木製の下塗り材を塗って乾かします。
そしてコーキングの為の養生をし、外壁と窓の隙間・木製枠と外壁の隙間にプライマーをしてコーキングをしっかり施します。
プライマーをしっかりすることで、コーキングの剥離防止になります。
ベランダのこの箇所は、通常の雨ですと水がかかる場所ではないのですが、最近のゲリラ豪雨や台風などでは窓に雨水がかかり、レールに水がたまります。
ここ数年では、このようなトラブルが多いです。
住宅を建てる際の想定外の天候になってるからだと思います。
そのため、雨もりのお問い合わせが非常に多いので、迅速に対応できるように心がけています。
コーキングが乾いた後、木枠の上塗り塗装・外壁の上塗り塗装をして完工となりました。
ここまできちんと施工をさせてもらいましたので、今後は激しい雨が降っても水が浸入する事はないと思います。
日々の生活の中で窓の下や隙間などを確認する事も難しいとは思いますが、今後も激しい雨の後に気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
フリーダイヤル 0120-44-2729